「わたしのしゃつは、しろ。」から始まって「くつしたは、あか。」「ぶらうすは、きいろ。」……という具合に1アイテムと1色ずつにスポットを当てられて進みます。終始、文字は左ページ、絵は右ページです。
列挙された物たちが勢ぞろいで色も全部揃って登場するのを2回繰り返した構成で、後半の2回目は「おーばー」「まふらー」……と暖かい装いになっています。
白と黒の中に1色だけの彩色が新鮮で、子どもに物の名前と色の名前を同時に教えられるのがいいですね。
何色も重ねた版画を連想したので、試しに女の子の姿もパラパラと見比べてみましたが……。