「あさえとちいさいいもうと」の続編ですね!
それに気づいた時点ですごくテンション上がりました。
妹のあやちゃんのいたずらに、ちょっとイライラ気味のあさえ。ところがあやちゃんは盲腸炎で入院することに。あさえは、お見舞いに何を持って行こうか、一生懸命考えます。
今回もまた子供だけで放置されてしまうわけですが…。これは賛否両論あるでしょう。しかし、あさえの不安な気持ち、心細さってお母さんが不在だからこそしっかり描かれるわけで、一緒に病院について行ってたらこの成長物語は成立しなかったでしょうね。
表紙と中扉の絵が、あさえがほっぺこちゃんをどれだけ大切にしているかを物語っています。そのお人形を抱いて眠るあやちゃんの寝顔が背表紙に描かれているのですが、眺めているとじ〜んときてしまいます。あさえのいじらしさ、成長、姉妹愛、全てが伝わってきます。
素敵な絵本です。