『とらとほしがき』を読んだら、“韓国版『ふるやのもり』です”というような紹介が載っていたので、では日本版をちゃんと読んでみようと借りてみました。
中を開くと、この絵は、『ちからたろう』ではありませんか。
あいかわらず子どもの落書きのような絵でありながら、なぜか心をぐいぐい引っ張るすごい吸引力です。
『とらとほしがき』では、とらとどろぼうが逃げておしまいだったのですが、こちらは、その後のさるの場面も出てきます。
昔話によくある“敵は徹底的に叩きつぶす”論理ですね、と思っていたら、この場面まで間抜けな展開でした。
最後まで勘違い続きの面白いお話でした。
それにしても、穴に落ちたどろぼうは、どうなったのでしょうか。気になります。