せなけいこさんの本が好きでよく読むのですが、いつものほのぼのした本かと思いきや、意外に深いテーマで描かれていて考えさせられる絵本です。戦争は今もどこかで行なわれていて、毎日犠牲になってる人や動物達がいます。一部の人の傲慢や権力・勢力争い、それがどんな結果につながっているのか・・・太陽と月が表すものは今の私たちの世界。
「まさか まさかね・・・」としめくっていますが、真っ暗な世界で泣くネズミたち。まさにこの世の中がそんなことになりかけてはいないだろうかと心配になります。
子供には「争ったりしてはいけないんだよ、仲良くしないとね」と教えました。