ひらやまえいぞうさんの絵はとても可愛いですが、色合いが淡いので、あまり遠目が利かない気がします。
あまり大勢いる場所での読み聞かせにはお薦めできません。
虫たちのパーティーで、ムカデさんが靴と足の速いのを自慢するんですが、その自慢の足のために……。
なんともムカデらしいオチで、大人が読むとなんてことはないのですが、小さな子どもたちが見たら(読んだら)この可愛いムカデさんのたくさんの靴に心惹かれるかもしれません。
「あかちゃんのむかしむかし」というサブタイトルがついています。
どう見ても、松谷さんの創作だと思いますが、読んでいると物語の展開やテンポが昔話と似ていると思いました。
こういうリズムのお話って、何となく心に残るんですよね〜。不思議です。