ぼくが拾った不思議なたまごは、なんと、身代わりになってくれるたまごだったんです。
風邪をひいたぼくが抱けば、たまごがかわりに風邪をひいてくれる。けんかで殴られれば、たまごにたんこぶができる、という具合。
でも、だんだんとたまごは大きくなり、大人になるのです。
巨大に膨れあがっていくたまご...どうなる?どうなる?
もしかして破裂しちゃうんじゃない?
大きくなって恐竜が生まれてくるかも?
子供たちはいろいろ想像をふくらませます。
が...思いもよらない結果でした。大人になったたまごは、なんと、赤ちゃんのたまごを産む。
そんなんあり?と思う横で、
「なんだ、このたまごは、お母さんだったんだね。」
って小学校2年生の娘。
「そっかそっか、だから赤ちゃん産んだんだ。」
と年中の息子。
それを納得してしまう子供たちに脱帽。
でも、このたまごの赤ちゃんは、大きくなると、またたまごを産むの?