一日がかりで貼り絵を作り上げるルーシーの姿に、おじいちゃんが大好き!という思いが伝わってきます。目も見えないおじいちゃんのことをちゃんとわかっていて、思いやっているルーシー、きっと、目の不自由な人だけでなく、他の障害を持った人にも、自分より小さな子にも、優しくしてあげられるのでしょうね。
この本の絵も貼り絵で表現されていて、色調も優しく、読んでいてほんわかした気持ちになってきます。
原作の初版は1994年です。日本では今でこそ、盲導犬のことも良く知られるようになってきましたし、駅にエレベータが次々と設置されていますが、はて、10年前はどうだったでしょうか?その10年前に、こんな絵本が出版された国にすばらしいと思います。