小さいうさぎのジャン・ニンジンスキーはみんなに「うさちゃん」と呼ばれています。
うさぎだし、小さいから「かわいい」イメージが先行してしまうんでしょうね。
でも、ジャンはそれが不満。ちゃんと名前で呼んで欲しい!
それに「小さい」なんていわれたくないもんね!
というわけで、背伸びをしていろいろな悪さをするのですが。。。
子供だって、すこし大きくなれば自意識や自立心が芽生えます。
それがいつになるかは個人個人によるでしょうが。。
出版されたとき、ジャンが銀行強盗までしてしまうことに批判的な声があったそうですが、私はそれを絵本としてわかりやすい形にこだわった結果だと思っています。
こどもの健全な成長の一過程を描いたいい作品だと思います。