学生の頃、次姉が「この本すごいらしい」と友人から借りてきて、私も読ませてもらいました。なんと新鮮!なんと斬新!とにかくここまでシンプルな線で、こんなに深い話が描けるのか!と驚きました。
何年もたってから読んでも、その衝撃は薄まりません。いつ読んでも心に残るものがある本です。
『おおきな木』に大感動したという読み聞かせ仲間に、つい「読んで、読んで」と押し付けるように貸したところ、その日のうちにお義母さまと一緒に読んで「良かった!!」と喜んでくれました。
5年生で読み聞かせしようかと思いましたが、娘の「深い話より楽しい話の方がいいなあ」という一言で、見送りました。でも、やはり5年生には早いかも。自分とは何かを模索し始める中学3年生位からが適していると思います。