先日、この絵本の原画を見てきました。大変丁寧に描かれていて、感動しました。私が子どもの頃にはすでに発行されていて、懐かしさだけではなく、時代の持つ問題を提起しながらも、それは決して過去のことではなく、むしろ現在にも引き継がれています。
私たちにとって、スピーディで、便利なことは有り難いことですが、それに慣れてしまうことで、大事な大事なものを忘れてしまっています。
四季折々の風と様々な彩りを楽しみつつ生活することは、幼い子どもの育ちに欠かせないものです。せめて絵本から体験を…それもいいのですが、実体験をさせる努力を特に親はしてほしいと思います。
絵本としてのお話しは長いので、「もう一回読んで…」といわれると辟易することもありましたが、そういうかげには子どもたちの心の琴線に触れるものがあるのだろうと思いました。