小さい頃、身近にあったきいちごがなぜか友達みたいに大好きでした。図書館でふと見つけて読み、びっくりいしました。きいちごって、こんなにいろいろ仲間があるんですね。いろんな場所に育つきいちごや草の実を、それが大好きな動物たちが、紹介してくれます。個性的な動物たちをその手紙から親子でいっしょに想像するのもいいでしょうね。森の小道を分けて行く時のような、次は何?という楽しみと期待に満ちた本です。きいちごを書いた絵本はたくさんあるようですが、ただ愛らしい物語というのでなく、この本は自然そのものを描いてくれています。だから、いくらでも想像が広がり、いろんな楽しみかたができます。私はとっても気に入ってしまいました。