春風の子供「とぷう」が、春風の子供達と一緒に、野原で遊んだり、町や動物園に行って遊んだり、けんかをしたり楽しく過ごすお話。
迷子札をつけてもらうところは、いかにも小さい子って感じ。お友達と一緒にいろいろな遊びをします。
町では、とぷうたちがくると、みんなにこにこ。
動物園では、とぷうたちが遊びに行くと、みんなむにゃむにゃいい気持ち。
他の春風の子供とけんかもしてしまいます。
たちまち、ほこりがまいあがって、つむじかぜが起こってしまいます。
ああ、そうか、春一番の風って、とぷうたちのけんかだったのですね。
絵は、少し昔風の絵ですが(1963年発行だからしかたないけど)、とてもほのぼのとして優しいお話で好きです。
娘は、ページごとに書かれている「かおる」が気になるようでした。説明してあげれば納得していました。
最後、とぷうがおとうさんとおかあさんといっしょに、北の町へ出かけるシーンが、3人しか描かれていなかったことに、疑問をいだいていました。
今の季節にぴったりの絵本です。