「本当に999匹いるのかな?」と思わず数えたくなる、
かえるのきょうだい達の表紙を見て、下の子が手にとりました。
・・・途中で「ま、いいやっ」とやめてましたが。
村上さんの描く、小さなかえる達はコロンとしたお顔で、
ごちゃごちゃいる様も、なんだか可愛らしいです。
我が家には2人の兄弟がいて、日々手を焼いておりますが
かえるのとうさん、かあさんの子ども達は999匹。
そりゃあ、お引っ越しも一筋縄じゃいかないでしょう!
お父さんかえるがとんびに捕まったときはヒヤリとしましたが、
そのお父さんに999ひきの兄弟もつながっていくなんて。
能天気に空中散歩を喜ぶきょうだい達に笑いつつ、
緑色のてんてんがつながる、危なっかしい波型のラインに
いつ切れるのかとドキドキ。
夢中で聞いていた下の子はこの絵本がとても気にいり、
何度も読まされ、帰宅した上の子に、手振り身振り付きで解説までしていました。
可愛くて、笑えて、ハラハラドキドキもあって、最後は家族っていいなと思える作品。
園児さん位〜小学校低学年のお子さんにおすすめです。