保育者を目指していた学生時代、この絵本をオペレッタに仕上げ、友達や後輩たち、付属幼稚園の園児たちの前で演じたことがあります。3人で脚本、作詞作曲、舞台、衣装、配役を考え実践しました。翻訳をされた松岡亨子先生をおたずねして許可とご指導をいただきました。むかしむかしのことです。その時の絵本(1971年版、定価550円)が今も手元にあって、鉛筆であちらこちらに色々な書き込みが残っています。
少々、妹にやきもちを焼いたフランシスがプチプチ家出をするお話しです。おとうさんもおかあさんもフランシスに対して、見事な対応をします。世の両親がこの二人みたいだったら、子どもはみんな幸せになれるでしょう。子どもたちだけでなく、これから親になる人たちにもぜひ読んでほしいと思
います。
幸せな暖かな家庭の空気が伝わってきます。