こわがりだけど、みんなが怖がって友だちがいない大おとこがいました。
勇敢だけど、周りのみんなが畏敬しすぎて友だちいないネズミがいました。
二人は本の表と裏から、友だちの欲しい二人は森をさまよい歩いて、ほんの真ん中で出会います。
正確に言うと、疲れて横になった大おとこの手に、疲れたネズミがベッド代わりにもぐりこんだという結末で、二人はまだお互いを認識、していません。
二人は友だちになれるのでしょうか?
肝心なところは読者が考える絵本です。
ネスミの方は、周りから距離を置かれる存在なだけで、普通のネズミですから、先入観のない大おとことは友だちになれそうです。
大おとこの方は、友だちがほしいくせに、何でも、怖がってしまうので、目が覚めた時に手の中にネスミがいたとしたら、飛び上がってしまうことでしょう。
二人が友だちになれたら、きっとまわりの動物たちとも仲良くなれそうです。
さあ、どっちかな。