宮西さんのこの恐竜シリーズは大好きです。
でも、息子に読んであげるのはこれが最初でした。
敵であるはずのティラノサウルスを助けてあげるプテラノドン。
プテラノドンだということをしりながら、気づかないふりをしていたティラノサウルス。
二人が、最後に一緒に魚を食べられなかったのは、とても悲しくて、余計に切ないのですが、
だからこそ、プテラノドンのやさしさ、ティラノサウルスの悲しみが胸に響きます。
プテラノドンがこんなふうにやさしいのも、すべては親の教え。
独り立ちのためにある日突然いなくなるという厳しさをみせますが、
そのときまでに大事なことはすべて教えていたのですね。
私もいずれ来る親離れ、子離れの時を思い、
涙がとまりませんでした。