表紙を見て、”イタリア人がちょんまげ?”と勘違いをしましたが、面白いお話でした。
山間部の貧しい村に住むたろさくが、旅のお坊さんにツチオーネの種をもらいます。
米も麦も育たない不毛の土地でも、ツチオーネはよく育ち美味しいので、たろさくは村人に種をわけ、みんなで育てて村全体が豊かになります。
その様子を疎ましく思った長者と手下が、たろさくを襲撃してきますが、侍に姿をかえたツチオーネ(土大根)たちが駆け付け、たろさくを助けるというお話です。
6年生は静かに聞いてくれるものの、いつも反応が少なく寂しいのですが、途中で「大根じゃん…」と呟いている子はいました。
また、作者が徒然草六十八段からヒントを得て創作したということなので、黒板に「徒然草」と書いて紹介すると、「つれづれぐさ」と読める子がいました。
所要時間は8〜9分でした。