小さい頃、大好きな本でした。なつかしくなって、何十年ぶりかに読んでみました。あー、やっぱりおもしろかった。ちっとも古びないお話です。
子どものころは、旅のおもしろさと、あざやかな色で描かれた絵が好きでした。が、大人になった今は、それだけではありませんでした。
ふらいぱんじいさんは、大好きなたまごを焼くことができなくなり、旅にでます。その決心をした時のセリフに、「ひろいよのなかにでれば、このわしだってなにかやれそうなものだ。よし、でかけよう。あたらしいせかいで、だれかがわしをまっているかもしれない」と、あります。
大人になった今だからこそ、年を重ね、ふらいぱんじいさんに近づいてきたからこそ、胸にしみこんできました。なので、ラストは小さい頃より感動してしまいました。元気をもらえるお話でした。