「そばかすイェシ」を読み終えた小学校1年生の長女が、とっても気に入って、その続編であるこの本をすぐに読み始めました。
いつもはけんかばかりのお兄ちゃんが交通事故にあってしまって、今回ばかりは心配のイェシですが、お見舞いのために、また思いもよらぬことを始めます。「できないことがあったっていいんだ。できないことがあったときどうすればいいか、自分で考えられる力がいちばんだいじなんだもん」というめげないイェシは、最高に頼もしいです。
子どもの日常をさりげなく、くすっと笑えるエピソードにしてしまうのは、「ちびまるこちゃん」に通じるものがあると思いました。なので子どもだけでなく大人も十分に楽しめます。そして、いきいき描かれたマンガチックな挿絵が、ユーモアいっぱいのあたたかいお話にぴったりあっていて、この本の魅力をさらに大きくしていると思います。