13歳を筆頭に6歳までのニューヨークに住む四人きょうだいのお話です。
大人から見たら騒動・問題と見えるような行動も、子どもにしたら成長に不可欠な経験と読んでいて思えました。
四人は、毎週土曜日にみんなのお小遣いを集めて一人が使うことを思いつきます。
その使い方や過ごし方にその子その子の個性が見られました。もし、身近で大人が見ていたらその行動そのものはハラハラドキドキなのですが。
きょうだいの数が多いことや素敵な大人たちが出てくるところが『ふくろ小路一番地』にも通じると思いました。
読み切った後に、四人の子どもたちと一緒に過ごしてきた感じがあり、読み応えがありました。
夏休みの読書にもよさそうなお話です。あとがきによれば、シリーズで四冊あるそうなので、機会があればすべて読んでみたいと思いました。