3歳の娘のクレヨンは、黒が一番ちいさくなっています。
娘はいつも絵本とクレヨンを持ってきてはページをめくりながら、最初はきいろくんね・・・次はあかさんとピンクちゃんね・・と言いながら絵本と同じ絵を描き、「ママ、そろそろ騒ぎ始めようか」と私の手を借りていろいろな色でぐちゃぐちゃに描きながら、「わたしの上に描くのはやめてよ」「きみこそ、ぼくの上に描くなよ」と二人でくれよんくんたちになったつもりになって描きます。そこでくろくん登場!!
紙全体を真っ黒にした後、シャープペンのお兄さんを連れてきて、手を真っ黒にしながら娘なりに自由に絵を描いて楽しんでいます。
最初この絵本を読んだ時、娘は「なんでくろくんはダメなの?」と寂しそうに聞いてきました。今でもやっぱり「なんで・・?」と言うのですが、くろくんになったつもりで紙を真っ黒にし、キレイな絵を自ら描くことによって、くろくんの寂しさが喜びに変わった事を疑似体験しているのかもしれません。