大きなけやきの木は老木である時倒れるのです
大きくて みんなにあこがれだった木 空が一番高かった木
自分は もう年を取り 死んでいく こんな事を感じながら地面の上にたおれたのでしょうか
自分よりも空高く跳べるのは 自分ではなく きじばとに聞いてごらんもっと空高くをとんでいる
けやきは地面に倒れて 土を知ることができたのです
本当は 自分が土の下の根っこから栄養をもらって大きくなったことを忘れていたのでしょうね
そして 木がたおれたので そこに草がはえ花が咲いたのです
木が倒れてからまた 動物たちが集まってきて、嬉しそうに過ごすのです
私が訪れた屋久島の森の中にはいると 大きな杉がたくさんあって こけが木のまわりに生きづいているのです 感動しました!!
何年何年も生き続けた木、たくさんの木が集まって森を作り、大きな森は雨をよび、森がどんどん広がるのです
この絵本のけやきは自分の命の終わりを感じるのですが 倒れてからも月日が流れていき けやきは土にかえるのです
そして 又小さな木の芽をやどすのです
これは まさに輪廻ですね
めぐり巡るというこの営みをけやきは感じていなかったのかも知れませんが・・・ 子孫を残すのです
林 木林さんの絵本は初めて読みました
彼女の伝えたかった事はよく分かりましたが
子供より大人が読む方がよく分かると思いました