新刊のところで偶然みつけて、表紙のインパクトに惹かれて、子どもたちと読んでみました。
オオカミに憧れた犬のお話なのですが、いろいろなタイプのオオカミの姿(リーダータイプ、ずるがしこいタイプ、弱いのに偉そうなタイプなど)を想像しながら読んでいるうちに、ここでの出来事は、人間社会にも当てはめて考えられるところが多く、共感を覚えました。子どもたちも、ジョンが知恵を使って成長していく様、ずるいオオカミたちのいる中、実力で憧れに近づく姿などが面白いのか、何度も何度も読んで〜とせがんできます。また私が毎晩少しずつしか読まないので、続きが気になるのか早起きして自分で読んでいました。読み終わったあとで、あらしのよるに のきむらさんだと気付きました。あらしのよるに が相手を思いやることを学ばせてくれる本なら、この本は、自分が成長していくことを気付かせてくれる本なのかなと感じました。最初は図書館で借りたのですが何度も読み直すなら購入しようと思っています。