「絵本ソングブック1」(クレヨンハウス刊)に収められているこのタイトルの歌の絵本化です。学生には授業のサブテキストとして購入してもらって授業の度に季節に会わせて楽しく歌っています。
『だれかがほしをみていた』に出てくる「ものほし」をどうやら今の学生はマンションのテラスあるいはバルコニーと勘違いしています。懐かしい物干を備えている家はどんどん減っていることは確かなようですが、日本の生活文化として知っていてほしいと、その説明に苦労しました。でもテラスでなくものほしだからこそ、歌も絵本も味が違ってくると思います。だから「ものほし」とした新沢さんの感性もすごいと思います。
ぞうもペンギンもそれぞれの場所で寝転がっていて、思わずウフッとしてしまいました。
歌も絵本も朗々とした感じが、地球を広いもの、ダイナミックなものと導いていて、私はどちらも好きです。