日頃から、年の離れた姉兄と競争心が強い末息子。何かと1番になりたがります。そして1番が1番偉い!との認識が強く、まぁ今後の人生どこかで鼻をへし折られれば自分で気づくのではないかと思いつつ、そこは末息子に甘い母で、少しでも早く自分で気づくようにとこの絵本を選びました。犬のぼく、何でも1番だと自慢げに振る舞います。モグラとかけっこして1番、ガチョウと穴掘りして1番、テントウムシと体比べして1番と言った調子でしたが、モグラと穴掘りしたら・・・ガチョウと泳いだら・・・とやっと「ぼく」は友達に優しくなかったと気づき反省。私は、最後の頁のコリてない「ぼく」のスゴイでしょ!が子供らしい、分かってるのか分かってないのかっていう無邪気なところが可愛かったのですが、この頁ですっかり母のモクロミはあえなくオジャンになったかもとも思いもしました。それぞれみんな、みーんなが一番って分かってくれたかな末息子よ。