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番ねずみのヤカちゃん」 ジュンイチさんの声

番ねずみのヤカちゃん 作:R・ウィルバー
絵:大社 玲子
訳:松岡 享子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1992年05月
ISBN:9784834010992
評価スコア 4.87
評価ランキング 41
みんなの声 総数 66
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  • 絵本から童話に移行の時期のオススメ

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1963年のアメリカの作品。
    その作品に、日本の大社玲子さんが絵を描き、1992年に出版したもの。
    この展開の話は、何処かで読んだ気がするし、後のイギリスの「教会ねずみと のんきなねこ」も同じような話だと思います。

    ドドさんの家に住むおかあさんねずみと4匹の子ねずみが登場します。
    ドドさんは人間で、その壁裏に住んでいるのです。
    3匹は大人しいのですが、4匹目の子ねずみは、「やかましやのヤカちゃん」と呼ばれる位、声が大きいという設定です。

    ある日、おかあさんねずみが、4匹に自分1人で暮らすよう話をしました。
    ドドさんに気づかれないこと、ねずみ捕りに気をつけること、ねこに気をつけること等、注意されます。
    でも、ヤカちゃんは声が大きいものだから、ドドさんに直ぐに気づかれてしまい、ねずみ捕りを仕掛けられたり、ねこを飼われたりしてしまうのです。

    そんな展開に登場してくるのが泥棒。
    泥棒とヤカちゃんのやり取りが、とっても面白く、こんなのあり?という感じです。
    終わり方も実に自然な感じで、出来の良いストーリー展開だと思いました。

    展開自体は、それ程長い時間経過でないので、文章が短ければ絵本として充分な内容です。
    それに詳細な描写をした作品なので、絵本から童話に移行する位の時期にオススメします。
    ただ、文章は長いですが、読み手の工夫次第では、充分読み聞かせ出来る作品と言えると思います。

    投稿日:2011/09/23

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