「番ねずみ」って一体なんだろう??と気になり、母親の私が選んで図書館で借りました。夜寝る前の読み聞かせの時間、娘が自分で選んだ本ではなかったので、なかなか読む気になってくれず、返却の日が近づいたので私が誘ってしぶしぶ聞いてくれることに。
主人公はねずみ。親子で人間のうちの壁の中に住んでいます。その設定は絵本や童話ではよくあること。でも読み進めていくと、ヤカちゃんの台詞の部分はかなりの大文字で書いてあります。なるほど、「ヤカちゃん」という名前はそういうことか、と思いながら、私もご近所迷惑を承知で大声で読みました。すると娘大ウケ!お母さんが歌う歌の部分も、適当にメロディをつけながら歌ってみたら、最後には娘も一緒に歌っていました。
一気に読聞かせるのは少し長めのお話なので、「今日は半分ね。」という約束で読み始めたのですが、はじめは浮かない顔だった娘がグイグイお話に引き込まれ、実際に途中で本を閉じたら「もっと読む!!」と泣き出してしまったほどでした。
声の大きいヤカちゃん。(読み聞かせの自分まで大声を出して)どうなることかとハラハラしながら読み進めていくと、思わぬ活躍をしてくれることとなります。挿絵も多めなので、絵本から童話に移行していく年齢のお子さんにぜひおすすめしたい作品です。