表紙の絵は、ちょっと寂しそうな絵なんです。
悲しげにも見えるうさぎの横顔。そして、薄暗い部屋。
これが、ふふっと笑える本だとは思いませんでした。
誰もいないうち。明日までは誰も帰ってこないうちに、1人残されたうさぎは、というと...
1人さみしく過ごしたのかと思いきや、そっと部屋に入ってくると、今までやってみたいなぁと思うことを、すべてやってみるわけです。
お菓子を食べながら、漫画映画を楽しむうさぎなんて最高です。
お化粧したり、おしゃれしたり、本を読んでみたり、遊んだり...やりたい放題やった後、普通の顔でベランダにもどっていくうさぎのすました顔がまた笑える。
家に置いておいた動物たちが、実際、こんなことやってたら、と想像すると楽しいです。
犬や猫じゃなく、一見おとなしそうな「うさぎ」がこんなことやる、っていうのが、また楽しいです。
動物を見る目が変わっちゃいそう。