ベランダにうさぎをおいて、家族は出かけてしまいました。
うさぎは、ベランダのガラス窓を開けて、おうちのなかへ。
そして、前からやってみたかったことを、やり始めるのです。
冷蔵庫を開けたり、ポテチの袋を抱えてビデオをみたり、鏡台にのぼって口紅をつけたり、お祝いのきれいな着物を着て、鏡に向かってすましてみたり…。
第三者がうさぎのやることを、陰からこっそり報告する口調で書かれています。
一人でお留守番中にやってみたこと、やってみたかったことが誰にでもあると思いますが、この本を読むと、まるで代行してくれたかのように、しでかしてくれてますよ。
さいばしをストックに、ローラースケートで家中をかっとばすうさぎ、実に気持ちよさそう。あ〜、なんかとってもうらやましい。あれだけ活躍したら「うさぎのおとしもの」も相当な数でしょうね。