昭和のにおいたっぷりの絵本です。
犬は外犬が、九割の時代かしら?
かあちゃんが、子猫を拾ってきて、あたしとねえちゃんとかあちゃんで、子猫一匹に大わらわ。
冷たい視線の猫嫌いなとうちゃん。
「飼っちゃいかん」の言葉とはうらはらに、ほっとけない。
文体が、リズムがあり読んでいて楽しいです。
招き猫あり、黒電話あり、ラジオあり、おかっぱ頭あり、おひつあり、丸いちゃぶ台。究極は、天井から吊されたかさつき電球。
みんな、私の少女時代にあったものばかり。懐かし〜〜〜〜〜い。
一番息子にうけたのは、
ほんとに とうちゃん ねこぎらい。
ねこが へやのなかを トットコ トコミャー
のページです。
ねこちゃんがこの家で居住権を獲得し、世帯主を脅かしている様子に私も笑いました。
最後のページの縁側もよいですね〜〜〜。
ガラス障子か紙障子かわかりませんが、接ぎあてを久しぶりに見ました。