この絵本の魅力は、なんといってもつるたようこさんの描く版画絵です。
何となく見ていると、古き良き昭和30年〜40年くらいの、ごく当たり前にある家庭の母と子と、いう感じで、懐かしい感じがしました。
この絵本では、弟あっくんが生まれてから、あっくんばかりをだっこする母に付きまとい、いろいろな動物のだっこはどんなだろうと、質問するお姉ちゃんの微妙な心情が見え隠れするお話です。
最後には、「あのね、おかあさん。
おかあさんの だっこは、どんな ふう?」
と、内緒話のように聞くお姉ちゃんに、優しく抱きしめてくれるお母さん。
下の子が生まれたばかりのお姉ちゃん、お兄ちゃんに、特に読んであげて欲しい一冊です。
できれば、読み終わった時、絵本のお母さんのように、優しく、そして思いきりだっこしてあげて欲しいな。