九州にある泉を調べていくと、水がどこからどのように来て、人間や生き物たちの役に立ち、いろんな働きをしているかがわかる。地球の土の動きや、水の循環の仕組みなども絵や写真を使ってわかりやすく解説した学習絵本。
2011年刊行。地球の仕組みや、水の循環、命の尊さや、環境を守る大切さなどが、いっぺんにわかる素晴らしい絵本。
身近な場所で感じた疑問を、追いかけていった結果、いろいろなことがわかり、それを人に伝えることで多くの人に気づきを与えている本。
綺麗な水が湧き出す泉で、泳いだり遊んだりした経験があるなんて素敵だ。
私が子どもの頃は、「川は危険」だから入ってはいけないとか、汚染された川や海、地下水の汚染により水道の水が飲めなくなったとか…あまり良い話を聞かなかった。
川と言えば、護岸工事された農業用水くらいしかなくて、もちろん立ち入り禁止。魚が泳いでいるのは見たことがない。
そういう体験をしたからこそ、この絵本で扱われている「人が泳げる泉」の尊さがわかる。
水を汚染しないように、家で使う洗剤や排水に気を使ったり、その辺にゴミを捨てないようにしたり、個人でできることはたくさんあるので、取り組んでいる。
命がいっぱい輝く、素敵な水場が増えて、人間も安全な水が常に利用できるような世界が実現することを願う。
プールもいいけど、安全な水場で遊べる方が、素敵な気がする。