昔話には いろいろな結末があり めでたし めでたしは 安堵感があるのですが・・・
このお話の ごんさという男は 寝ても覚めても金のことばかり考えている。 薬草売りで 稼いだお金は 縁の下にたくさん隠されている
そんな男が 赤ん坊を連れて帰って育てる、しかもご飯をたくさん食べさせて この赤ん坊(そらたろう)は 大きくなる
この子はなかなかすごい子なんです。
この子を使って曲芸で金儲けを考え、都へ行くと言った夜のこと、いなくなるのです。
よばわりやまへ行き「そらたろう や〜い。」と声を限りに呼ばわるのですが・・・・
なんと 神隠しにあって もどらぬ人になるというお話です
神隠しとは 恐ろしいものですね(人間をからかわれるとのことですが・・・・)
人間の力ではどうすることもできない 力があるのだと思いました
福田 庄助さんの 力強い勢いのある絵もなかなか いいな〜
でもたくさんの 目が 押し寄せてくる絵は 不気味で怖かったです!
このお話を読むと 本当に神隠しに遭ったような気になりました。