いかにもやんちゃっ子という感じのお話です。
今回登場するのは、こぐまさんとママぐまさんです。
おやすみ前の読み聞かせ、食事の時のわがまま、お出掛け前のやりとり、
そうそう、そうなんだよね〜と思わず共感してしまうやんちゃっ子な
出来事が楽しく描かれています。
でも、なんだかんだ言ってママと一緒だと落ち着くんですよね。
子ども目線からの描写とママ目線からの描写がバランス良く
組み込まれているので、子どもも大人もそれぞれの視点からおもしろ
おかしく楽しんで読める内容になっているのがとても良いと思います。
裏表紙の「こぐまさんと ママぐまさん、きめるのはだれ?」の問いに、
う〜ん、と思わず悩んじゃいました。
時間や必要に迫られるママぐまさんの立場もわかるし、命令されたり
仕切られてばかりのこぐまさんの気持ちもわかるし・・・
「きめるのはだれ?」は、意外と奥の深い問いです!
楽しいばかりでなく、少し考えさせられました。