おばあちゃんが優しいのって世界共通なんですね。
実際、私の母(息子にとってのおばあちゃん)も、今ちょうどインフルエンザにかかって
寝ている息子に、毎日、電話をかけて心配してくれています。
この話の中で印象的なのは、まず、こぐまくんの目と、こぐまくんたちがおばあちゃんに
べったりしている挿絵です。
べったりしているところでは、おばあちゃんとこぐまくん、もしくは おばあちゃんといとこの
境がなくなってしまい2人が一体化しているところです。
本当にこぐまちゃんやいとこはおばあちゃんが大好きなんだな、そして、おばあちゃんは
ものすごく2人に愛情を注いでくれているんだな、と感じさせらます。
また、何より衝撃的なのは、「げぼ」を描いてしまっているところです!
日本の良作と呼ばれている絵本の挿絵にはあんまり出てこないんじゃないのかな。
そういう意味では斬新で、息子も、ビックリしていました。
でも、それがまた、こどもにとっては面白いでしょうね。
注意されたのにやめなかったから、ああなっちゃったんだよねぇって。
私は、このおばあちゃんみたいに吐かれて汚されたら、優しく出来ません!
「あ”〜!!」っと確実に怒鳴っちゃいます...
修行も愛情も足りないのかな?!
この絵本はたしかにおばあちゃんの優しさがたっぷりと詰め込まれていて、おばあちゃんの
ことが大好きなのをとても感じる絵本ですが、私個人としては、題名はどちらかというと
『いとこ』かな? という気がします。
おばあちゃんのわけ隔てない愛を通して、いとこのことを少し分かってあげれてよかったね、
こぐまくん。