いきものはいつか死をむかえます
この本を目にしたひとは、じぶんの経験と重ねるでしょう
まだそれを知らないこどもは、亡がらのまわりに集まり
絵本にあるように考えるでしょう
大人のまねかどうか、土にかえしてあげる
丁重に弔って花をかざり、レクイエムを歌い、亡きものをおもうでしょう
そして気づきます
「しんだとり ここに ねむる」
あぁ、ひとって、しんだそのひとやいきもののことが
ずっとこころにねむっているんだなあ・・・
わすれることは、きっとないだろうなあ・・・
ひとはやさしいなあ・・・
静かで、澄んだもりの空気がいっぱいのマーガレットさんの絵本
とても古い作品ですが、与田準一さんの訳「ちいさなとりよ」に
こころもっていかれました。感謝。