なんだかこの題名にひかれて、図書館で手に取りました。
息子に読んで欲しいと思ったからです。
そしたら、この前も借りてきたよ〜、と言われびっくり。
私が読まないといけないんだ、と思い立ちました。
まっ黒なお弁当は、広島原爆で犠牲になった男の子のものでした。
男の子は、お父さんもお兄さんも戦争に行ってしまい、
街を、家を、一生懸命守る中学生でした。
原爆の日、お母さんは、帰ってこない男の子を探しに行って、
2日後にお骨になった男の子とお弁当箱を見つけたのでした。
戦争は何もいいことがない!子供の頃からそう思っていました。
この男の子のお母さんのように辛い目にあった人が、
日本中にいったいどれだけいたのでしょうか。
息子は読んで、かわいそうだと思ったそうです。
こんな思いをしない平和な時代が続くことを、
改めて願わずにはいられません。