この「おにはうち!」は 中川ひろたかさんの作品
村上康成さんとの合作で「ピーマン村の絵本たち」シリーズ(童心社)があり
この作品も そのシリーズの1冊
ピーマン村シリーズは作者の中川氏の保育士時代のエピソードに
ヒントを得て作品にしているらしく
ストーリーに出てくる「園長先生」と中川さんの顔とは瓜ふたつ!
いろいろな絵本を絵本を読むこと自体とても楽しいけれど
もうちょっと興味を膨らませて作者の人柄や背景などについて調べてみると
作品との意外な因果関係が分かったりして さらに面白い!
話は戻って、、、「おにはうち!」では 公園で出会った主人公の“にお君”との交流が描かれている
(“にお”を逆に読むと→おに! にお君は鬼なのか? 体が赤いから赤鬼クンかな?
ダジャレ王・中川氏のことだから鬼を連想させたいのだと思う)
野球をしている皆に加わった“におくん”は大活躍!
ホームランのようなボールもキャッチしてしまう
間もなく豆まきの時間になって園長先生に続いて子供達も、、、
「おには〜 そと!」
「いい、おには〜 うち!」
内田麟太郎さんの「ふくはうち おにもうち」は絵がちょっと怖い?けど
中川ひろたかさんの作品は怖くない上に節分の由来も紹介されているので
幼稚園児くらいの子供には向いていると思う
それにしても最近の節分に関する作品は
あまり「おには〜そと!」って言わない気がするのは 私だけ?
たとえ鬼であっても“外”だなんて排他的になるのは子供の教育上宜しくない
…と批判されることを考慮しているんでしょうかねぇ?