子どもにも読みましたが、自分のために購入した絵本です。広告批評の天野祐吉さんの手がけた絵本で、絵と言葉のそれぞれの役割を、ポスター作りからユーモラスに、明確に教えてくれる(=絵くんとことばくんがそれぞれ自分勝手に主張する!)のです。その擬人の語り口がとてもおかしくて、でも説得力があって、面白く読み進めていけます。絵本と広告って、隣り合わせのような世界だと感じていますが、見事に融合していて楽しかったです。大槻あかねさんの絵と書き文字が、すっきりとしていてなんとも可愛いです。「絵くんもことばくんも、とってもいいお仕事をしているな」と思える絵本です。