さむい冬、少ない食べ物をひとりじめにせず、「○○さんはきっと食べるものがないでしょう」とおともだちの家まで届けてわけてあげるお話。
登場する動物がそれぞれに食べるものをみつけ、残ったかぶをまた別のともだちのところへ届けるので、結果的に最初にうさぎが持って行ったかぶがうさぎのところに戻ってきてしまいます。
でも、「きっと親切なともだちがわざわざ持ってきてくれたんだな」とうさぎにはすぐにわかります。
ともだち同士が強い絆で結ばれてるなーっていう感じもするけれど、冷静に考えると「いらないよ」って返されちゃったとは思わないのかな・・・とちょっと違和感も。
他人を思いやるやさしい気持ちは伝わってくるのだけれど、それならばなおさら、もらったものはありがたくいただいて、自分で見つけてきたものをともだちに届けた方がいいんじゃないかなぁ・・・私がうさぎだったら、かぶじゃなくて何か違う食べ物が置いてあったほうが、もっともっと嬉しいのになと思いました。
娘の方はそんなことよりも「やぎさん、どうやってかごの中に入れたのかねぇ」と全然別のところを不思議がっていました(笑)