「可愛いー!」表紙の傘を持ったかえるさんはいったい何?
子供が小学生になり、そろそろ絵本から児童書を読んでほしいなと思っていたとき、思わず手にしました。
つくも神って、タイトルからして面白そう。つくも神って、百鬼夜行に出てくる、古い道具が妖怪になるあれでしょ?
かえるさんは、つくも神なのかな?
ハードカバーの結構厚い本なのですが、全編読み聞かせました。
読み始めると、どんどんお話が転がってもう止まらないのです。子供も、もっと、もっとと先をせかします。
女の子がエレベーターに乗ったらば・・・。
今のすぐ隣には、ちょっと不思議な世界があって・・・。
少しノスタルジックな、ジブリのトトロに似た雰囲気があると思います。
とはいえ、鬼の橋やえんの松原などの平安を舞台にした本を書いている作者なだけに、なんとも言えない「和」テイストがあります。それと、現代との混ざり具合がいいのです。
読後「もっと、こんなお話はないの?」とせがまれました。