日・中・韓平和絵本シリーズ第1作。
ストレートな題名ですが、子どもたちにわかりやすく展開していくので、
小さな子どもたちも平和を体感できる作品だと思います。
表題の問いの答えをいろいろと展開していきます。
一般的に語られる、戦争の否定もありますが、
子どもたちが日頃体験している、大好きな人のそばにいる、
食事や遊び、睡眠、勉強などができる環境などが保障されている、
といったことが、平和であるということ。
この視点はいいですね。
だからこそ、大切な命、自分の存在が認められることなのですね。
たくさん描かれた、子どもたちの笑顔も感じてほしいです。
作者のインタビュー記事を読んでいると、日・中・韓の作家の方々に
コメントしてもらいながら練り上げた作品だそう。
それだけに、視点やメッセージが心に響きます。
大人も子どもも、身構えずに平和を体感できる作品だと思います。