こいぬのシドは、なんだかうきうきしてきて、何と空を飛んで学校に行くことが出来たのです。
でも、その話を友達も先生も全く信用してくれません。
みんなの前で飛ぼうと思ってもやっぱり出来ないのです。
その時シドに、飛べるのかなという迷いがあったから飛べなかったのでしょう。
自分を信じることが出来なければ、何もできないというメッセージのような気がしました。
家に帰ってもしょんぼりのシドを見守るパパの姿って、心を打たれるものがあります。
こうした家族だったら、子供はすくすくと育つのではないでしょうか?
そして、感動のエンディングですが、家族の大切さも十分に伝わってくる絵本だと思います。
何よりも、ジェズ・オールバラの絵が生き生きとしていて、子供もすんなりと楽しめたようです。
文字数も少ないので、年少から楽しめます。