表紙の絵のあやしい雰囲気に目がとまった絵本です。
「ぞうが消防士だけやっている、と思ったら...大間違い!オリンピックに出るのです。」
この最初の1文だけでも、十分おもしろくないですか?(^^)
ぞうは、大きくて、力もちで、何をやっても金メダルなんです。
重量挙げをしても、円盤投げをしても、野球やバレーボールだって。
長い鼻と大きな耳をフル活用して大活躍です。
そんなぞうがオリンピックでいくつ金メダルをもらったと思いますか?
その問いに、子供たちは、一生懸命、指おって数えるんですね。
「円盤投げでしょ、マラソンでしょ、水泳もだよね、お母さん?」
って。
でもね、ぞうは金メダルの数なんて気にしません。
なぜなら、オリンピックは4年に1度しかないから。
だから、ぞうは、今日も、人のために一生懸命働いているのです。
これは、もしかして、子供むけというよりも大人むけ?の本ですか。ユーモアたっぷりで、読んでいるこっちが思わず、笑ってしまうような絵本です。