ちょうちょの国ってこんな所なのよ、とメルヘンを加えて教えてくれています。静かに春を待つドイツならではのお話しだと思いました。
ドイツ語では蝶々も蛾もdas Schmetterlingです。ここではひがくれてからとぶちょうちょ、ひるのちょうちょと表現されています。作者のオルファースが34歳という若さで亡くなってから出版された絵本なのだそうです。
「そして わたしに おはなししてくれたのですよ」どんなお話しだったのでしょうか。自分で想像して考えてみるのも面白いのではないでしょうか。大切に読み継いでいきたい絵本です。