カブトムシの生態が詳しく描かれていて、我が家の虫好きの子供たちのお気に入りです。春、土の中で幼虫が大きくなるところから始まって、夏に成虫になって、秋に卵を生んで死んで、冬にその卵がかえるところで終わります。なので、最後のページに来ると「さ、もう1回読もうか」と最初に戻れます。ぐるぐるぐるぐる何回でも読めます。実際に読まなくても、そうやって毎年、生死が繰り返されるということが、子供にとって興味深いようです。あらゆる動物の生死がそうやって繰り返されるということを理解するきっかけになってほしいと思います。カブトムシが、えさ場で他の虫やオスを追い払って仲間のメスだけと仲良くしているという場面では、4歳の娘が「このメスがかわいいからだよね」と言っていました^^;