2歳の娘は絵本を読んでも途中でどこかに行ってしまったりすることが多かったので、絵本がそれほど好きではないのかなぁと思っていたのですが、この絵本は本当に大好きで何度も何度も「ハンカチカーチカチ読んで」と持ってきます。文章がシンプルで短いのですぐに覚えてしまい一緒になって言っています。娘はとくに、赤いハンカチをマントにしてうさぎさんを助けるページが大好きで、「あんぱんまんみたい!」と大喜びで眺めています。絵も内容もとても優しくて、作者の子供を愛するまなざしが生み出した絵本だなぁという感じがします。
4歳の息子も一緒になって聞いているのですが、闘牛士のページになると、「闘牛ってなに?なんで牛に赤いハンカチふるの?おーれおれって何?」と毎回不思議そうに聞いてきます。そのため、「牛は赤い色を見ると興奮して、飛びかかってくるからそれをよけるスポーツなんだよ・・・」などと話しながら読んでいます。闘牛についてあまり突っ込んで聞かれるといつも最後には「なんで牛を殺すの?」などと、話が飛躍し困ってしまうのですが、年齢に応じて一緒に子供とコミュニケーションをとりながら楽しめる絵本だと思います。