5才の息子が、図書館で自分で選んで持って来た時、
「また、虫のお話っか」と思いました。
しかし、帰宅して、読み聞かせしてみたら、単なる虫の成長のお話じゃない、もうびっくりしました。
とても良いお話であったことが、意外でした。
生後7日で亡くなった妹の墓参りの帰りに、ヤゴに出会います。羽化した日、主人公はそのオニヤンマをいつも墓参りの帰りに家族と過ごす公園にもどしに行きました。行く途中雷と雨に遭遇。親にも内緒で来た気持ちとアクシデントに遭っても頑張る主人公に応援したくなっていました。
主人公は、羽化したばかりのオニヤンマと、生後7日で亡くなった妹の命を重ねていたのです。
なんか、じーんと胸が締め付けられてしまって、暫くは余韻に浸っていました。