わたしはこのシリーズの挿絵の方は
最初外国の方なのだと思っていました。
まさか日本の方だったとは!外国のお話に
とてもマッチしているディティールの細かい挿絵に
まず惹かれました。
ほんとうにエミリー・ロッダさんのお話にぴったりだと思います。
先の読めないお話の展開、個性豊かなネズミたちを
愛らしく描いている挿絵、そしてなんといっても
全く違和感がなくそれでいてお話の雰囲気に
ぴったりのウィットに富んだ訳!
さくまゆみこさんの訳し方がほんとうに面白くて大好きです!
原文はわかりませんが、仲間たちのネーミング、「クツカタッポ」
、魔術師のマージだとか、「チーチュウ海」とか
キャプテン・ヘアがお宝を埋めたはげ山島とか。
挙げればきりがありませんが本当に一つ一つ上手く訳してあるおかげで
外国のお話なのにすんなりその世界に引き込まれることが
できます。
まさに三位一体のこのお話、すっかりファンになってしまいました。
個人的には、ドラマーや船大工が女の子ということに
驚きです。でもそのおかげで女の子でも読みやすい
冒険ものかもしれません。下の子(妹)ももう少し大きくなったら
読んであげたいと思います。
上の子(兄)はなにより宝の地図と海賊に食いついていました。
チュウチュウ通りの中でも一番の大冒険!なお話でした。