たぶん、こんな内容だろうな・・・と、思っていた内容よりも、深く、考えさせられました。
私が思っていた内容というのは・・
”『食物連鎖』だから、ライオンが他の動物を食べるのは、悪いことじゃないんだよ”
という所へ落ち着くんだろうな・・というものでした。
でも、大自然というものは、私たちが、学校の教科書で習うことをはるかに超えているようです。
ライオンは、病気の動物を食べること・・・それは、実は感染病を防ぐ大自然の摂理でした。
・・こんなこと、はじめて知り、うなってしまいました。
この絵本のいいところは、裁判長が他の動物に、母を亡くした、子供の気持ちを解ってあげるようにいうところです。
大自然は、食物連鎖のピラミッドだけで成り立っているのですが、そこに、何か温かい”気持ち”があるということは、とってもすばらしいことだと感じました。
うちの5歳児には、まだちょっと難しいかもしれませんが、いつか読んであげたい絵本でした。